東区葵【荘苑葵】の売却実績 | 名古屋市名東区の不動産のことならセンチュリー21興和ホーム
- ◆募集開始:2018年12月
- ◆成約時期:2020年7月
- ◆取引態様:専任媒介
《~成約までのストーリー~》
今回のご相談は、とある方からのご紹介で大会社のお嬢様の所有するマンションの売却依頼でした。そのマンションは当時中古で購入をされたものでしたが、隣の部屋と一括で購入され、壁を抜いて大きな面積にしてご使用をされていたものでした。つまりマンション2部屋分あったのです。
通常、マンションの壁は共有部分ですから、それを加工する時には管理組合の許可が必要です。
このマンションもその工事につき、管理組合の正式な許可を得て、管理会社にも報告してのものでしたから問題はありません。
ただ、販売にあたってはマンション2つ分の価格となりますから、値が張ることとなります。
これがなかなか難しい要素でした。
お預かりしてから1年半ほど時間がかかりました。弊社でお預かりした案件の中では販売期間が長いほうになりますが、普通の条件とは少し違いますのでやむをえません。
結果、同じようにとにかく広い部屋を希望して探している方にご購入をしていただけることになりました。
その頃、コロナウィルスが世界中で猛威をふるっていました。東京で緊急事態宣言が出され会食ができなくなり、外出も最小限に制限されるようになりました。
ここ愛知県も緊急事態宣言を発出し、生まれて初めての環境の変化に皆がとまどっていました。
このマンションの取引は、そんな折に行われました。契約も決済の作業もすべて、私どもと司法書士の先生のみに委ねられ、結局はじめから終わりまで買主と売主が一度も顔を合わせることなく、取引が終了しました。
長年この仕事に携わっておりますが、さすがにこれは初めてのことでしたが、それぞれの方が本当に良くご理解をしていただき、ご協力をしてただけた結果、特に問題もなくスムーズに作業が流れたことに深く感謝しております。
不動産の取引は人と人との縁でもあります。
時代が変わるにつれ、実際に人と人が対面することなく、WEBでの取引もこれから増えるのかもしれませんが、できれば人の温かみとか、思いやりを感じられる取引を続けたいな、とひそかに思う今日この頃です。 担当:丹羽